DEPRO HOME は、湘南を拠点に、住宅・リノベーション・店舗・小さな公共空間を手がける建築デザイン事務所です。設計した案件数は、竣工 245 件。派手さよりも、暮らしに寄り添う静かな設計を積み重ねてきました。
設計のとき、私たちが一番長く考えるのは、派手な立面や特殊な構造ではありません。朝、誰かが台所に立った時の光の色。夕方、子どもが玄関の段差に腰掛ける時の高さ。夜、ソファから見上げる天井の陰影。そういう、言葉にならない "ふつうの時間" です。
家の価値は、竣工写真ではなく、10 年後の生活で決まります。建築家ができるのは、その 10 年をそっと支える "器" を丁寧に編むこと。それ以上でも、以下でもない、と考えています。
だから私たちの設計は、素材も、線も、色も、極力少なく。施主が暮らしはじめて、家具が入り、子どもが走り回り、時間が乗った時に、初めて建築が完成する。—— そう信じて、毎回、設計しています。
古い石垣に抱かれた斜面地。石垣の "重力感" を壊さないよう、建物をセットバックさせ、正面性を意図的に消した。朝は東の山から、夕方は西の海風から。その土地の、もともとあった時間軸に合わせた家。
VIEW PROJECT →大正期の農家を、現代の 4 人家族が住み継ぐ。梁・柱・土間は現しのまま。断熱と耐震だけ静かに更新。古い家は "残す" のではなく "渡す" もの。と施主と話しながら、100 年後に残したいディテールを選び抜いた。
VIEW PROJECT →海から 300m、松林の手前に建つ 2 席の小さな美容室。窓の位置を徹底的に検証し、椅子に座ったオーナーと客の視線が、ちょうど松の梢に抜ける高さに。プライバシーと開放感を両立する、ひとつの解。
VIEW PROJECT →すべての案件は、まず土地を歩くところから。朝・昼・夕、3 回の現地訪問と、周辺の気配のリサーチを 1 ヶ月かけて行います。
施主様の "今の暮らし" だけでなく、"10 年後の家族の姿" も一緒に想像します。面談は 8 〜 12 回、時間の合計で 30 時間以上。
ラフ案の段階で、面積・素材数・設備を、できる限り削ります。残ったものだけが、本当に必要なもの。そこから本設計へ。
信頼できる大工・左官・家具職人と、10 年以上一緒に家を建てています。現場監理は設計監理者が週 3 回、竣工まで入ります。
年 1 回の点検と、季節ごとの便り。10 年点検の時、ご家族の写真を撮らせていただくのが、私たちの習慣です。
「三浦半島の古民家再生」—— 保存と再生の美しいバランスが評価され、100 選入賞。
「北鎌倉の家」—— 斜面地における建築のあり方への新しい提案として選出。
海外プラットフォーム Houzz にて、アジア部門の Best of Design 賞を受賞。
「海辺の小さな美容室」—— 新建築 住宅特集にて 12 ページ特集。
「湘南海辺の書店」—— 地域の景観に寄与する建築として大賞を受賞。
創業 12 年の節目に、CASA BRUTUS にて事務所特集。全 16 ページ。